上の写真、なんだか分かりますか?
僕の部屋着の半ズボンです。
インスタでベルトがガバガバになったから切ったって投稿したじゃないですか。
(もっとインスタフォローして!グレるよ!!)
ベルトを切る作業を太ももの上に乗せてやったわけですよ。
そしたら勢い余って、ズボンもちょっとサクッとね、やってしまいまして…
冒頭の写真の矢印で示しているちょこっとある切れ込みがそれです。
「まあ部屋着だし別にいいよね、うん。」
と、誰もいないのにしばらく一人で言い訳して強がってました。
小学校の家庭科の授業で、裁縫の授業があるじゃないですか。
何を作ったかは忘れてしまったんだけど、ベルトと一緒にズボンを切ってしまった僕みたいに、自分のズボンまで一緒に縫ってしまったやつがいまして。
名前出すのは気が引けるんでH君とします。
そのH君、なかなかのやんちゃな奴でして。
僕はあんまり関わらないように生活してました。
怖いし。
そのH君と同じクラスになったのは僕の2回目の転校のとき。
2回目の転校は、6年生の11月という小学校生活のなかなかのクライマックスなシーズンに転校しました。
福岡県糸島市前原という地域の小学校。
当時は合併前で糸島市じゃなくて福岡市だったはず。
今でこそ糸島はおしゃれスポットとしてテレビで放送されたりしていますが、僕がいた頃はただの田舎でした。
始めて前原中央駅に降り立ったとき、めちゃめちゃ臭かったのを覚えてます。
牛の糞とか回収する車が道路走ってて。
ところどころ道路の上に糞が落ちてるんすよ。
シティボーイだった僕は「ここで生きていけるのか」と絶望しましたね…
転校するとまず訪れるのが自己紹介というクソだるいイベント。
クラス中の視線が一斉に集まる中、名前言ってよろしくお願いしますというだけの羞恥プレイ。
やだ恥ずかしい。
何かに目覚めそう。
億劫な気持ちのまま、新しい担任の先生に導かれて教室に連れて行かれます。
若い男の先生だったなあ。
たぶん今の僕より年下だったはず。
けっこうイケメンだった。
教室に行くまでに、廊下ですれ違うやつらが「誰あれ?」「転校生!?」とか話してるのが聞こえてくるわけですよ。
やだ恥ずかしい。
何かに目覚めそう。
教室に着いたら、億劫な自己紹介イベントのスタート。
「今日からみんなに新しいお友達ができまーす。じゃあ、入ってきて。」みたいなありきたりなお呼ばれで入っていって。
どんな人たちがいるんだろうとクラスを見回したら、金髪いるわ茶髪いるわで、お上品に育ってきた僕にとっては突然漫画の世界に入ってしまったかのようなカルチャーショックを受けました。
襟足だけのばして先を染めるという、
量産型DQNジュニアも
たくさん取り揃えられておりました。
すんごい動揺して、名前言って「よろしくお願いします」と言うだけなのにめっちゃ噛みましたよ。
担任の先生が調子に乗って「趣味は?」とか「特技は?」とかウザ絡みしてきやがりまして。
野球ばっかりやってた僕は、全部野球って答えてましたね。
まあ、先生は少しでも早く打ち解けられるようにアシストしようとしてくれたんだと思います。
そんな量産型DQNジュニアたちのボス的存在がH君でした。
他のクラスも同じような感じでしたね。
いきなり殴ってくるような危ないやつもいて怖かったですよ。
(そいつとは高校まで一緒で、一緒に登下校するくらい仲良くなりました。こいつの話もまた今度書けたらいいな)
そんなDQNジュニアたちのボス的存在のH君が、裁縫の授業でズボンまで一緒に縫ってしまって「センセ〜イ」って言ってるのがめっちゃかわいかった(笑)
ベルトと一緒にスボンを切って、そんなことを思い出した土曜の朝でした。
ちなみにH君も野球してまして、中学の野球部でチームメイトになりました。
H君はキャッチャーで僕はセンター。
家が近かったから部活が終わったら一緒に帰ってましたね。
エースのやつも家が近くて、センターライン3人でよく一緒に下校してました。
中学の野球部は漫画のルーキーズみたいな感じでして、僕はレギュラーだったから良かったけど、控えの選手はヤンキーのマッサージとかさせられてて大変そうだったなぁ。
なぜかヤンキーの方が野球うまいんですよね。真面目に練習してないくせに。
H君とは中学を卒業してからあってないけど、元気にしてるかな?
ちょっぴりドジな話から昔の思い出に、華麗なスルーパスが繋がりましたね。
全盛期のピルロ並み。